全道基地問題交流集会

第39回 2015年11月7日 苫小牧市

 11月7日に苫小牧市で行われた「第39回全道基地問題交流集会」には、現地の苫小牧をはじめ全道から110名が参加しました。

 「戦争法廃止!安倍政権退陣!基地も演習場もいらない!」をテーマに、今年の基調講演は沖縄県東村議会議員の伊佐真次さんが「『標的の村』と『オール沖縄』のたたかい」について講演。高江のヘリパッド基地建設反対のたたかいは、スラップ訴訟などにも屈せずたたかい続け、今では「北部訓練場撤去」の要求に拡大していること、沖縄の歴史と米軍・国による横暴・攻撃に対する県民の怒りが「オール沖縄」のたたかいに発展していること、基地がない方が沖縄の平和と経済発展や地域活性化に不可欠であることなど、たたかいと事実をひとつひとつ積み上げてきている様は、北海道のたたかいでも大いに学ぶべきことがたくさんありました。また、美しい「やんばる(山原)とそこに生きる動物たちの様子が写真で紹介され、「この、やんばるの森を世界遺産にしたい」との思いも語られました。

 伊佐さんは講演の最後に、集会前日に参加した道庁北門前反原発抗議行動にも触れ、「基地も、原発も、TPPも、根っこはおんなじ。安倍政権を終わらせなきゃいけない。小さな違いは横に置いておいて、力をあわせてたたかおう」と熱く呼びかけました。

 白老町議会議員の斎藤征信さんは、「軍事機材搭載民間船の地方港湾利用の実態」について現地のたたかいを報告。日米共同訓練に参加するアメリカ軍の機材などを積んだ民間コンテナ船「クリッパーマキリ」(1万1894トン)が白老港に入港し、攻撃ヘリコプターなど11機のヘリを陸揚げして、その場で組み立て作業が行われた実態を告発。こうした軍事行動が町民に知らされることもなくすすめられていることや、1万トン以上の船であれば通常は10万円ほどの収入になるはずが、12日間港湾を閉鎖した結果、国からの補填は128万円、町が警備などで持ち出した額は104万円あまりのため、800億円かけて整備した港が1日2万円程度の収入にしかならないことが報告されました。

 このほかにも、高教組による「クリアファイル問題」の報告、帯広平和委員会、矢臼別平和委員会、当別・北区平和委員会、札幌平和委員会などから報告があり、戦争法のたたかいの中で、どの地域でも安倍政権に対する怒りと共同が広がっていることが報告されました。

◆十勝から参加した佐藤耕平さんの感想です◆

「全道基地問題交流集会 in 苫小牧」が7日に開催され、参加してきました。

沖縄・東村高江でヘリパッド建設反対の運動をしている、伊佐真次さん(東村議会議員)の基調講演は、刺激的でした。

「安保」反対派と賛成派…意見や立場の違いを乗り越えて築かれた、「アメリカ軍基地撤去と新基地建設を許さない」の一点での共同運動。

それが今、軍事基地問題の本質である、「安保」そのものを許さないたたかいへと発展しつつあるそうです。
このオール沖縄のたたかいは、原発やTPPなど他の運動への大きな希望と確信にもなるものです。

そして、基地問題と聞くと沖縄ばかりがクローズアップされますが、面積に占める割合でみると、北海道は33%、沖縄は22%だという話にはビックリしました(アメリカ軍基地、自衛隊駐屯地などすべての軍事関連施設を合わせて)。軍事基地の問題は、全国の問題であり、私たち一人ひとりに関わる問題。「基地問題を、日常生活に引き寄せて考えてください」との伊佐さんの言葉が、胸にグサリと突き刺さりました。

40回の節目を迎える来年の「全道基地問題交流集会」に向けて、運動をさらに発展させる一年にしなければと思いました。

白鳥やカモだけでなく、カワセミやマガンなどさまざまな野鳥が訪れるウトナイ湖のある苫小牧。

戦闘機は飛ばさせず、いつまでも野鳥が飛び交う空に。

追伸…ホッキうまかった。(2015年11月9日)

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第38回 2014年10月25日 札幌市

第37回 2013年11月23日 釧路市

第36回 2012年 11月17日 帯広市

第35回 2011年 11月12、13日 千歳市

第34回 2010年 12月18日 札幌市

第33回 2009年 11月22、23日 旭川市

第32回 2008年 11月29日 釧路市

第31回 2007年 12月1日 札幌市